社内SEから社内SEの転職ってうまくいくのかな?
このような疑問にお答えします。
私はひとり情シスとして中小企業で働いています。
この度、会社に嫌気がさして転職活動を開始しました。
そしてなんとか別会社で社内SEとして内定を頂くことが出来ました。
ですが結局こちらから辞退することにしました。
なぜ辞退したのか。
それは入社時期が合わなかったからです。
内定を頂いた会社は情シスの欠員募集だった為、すぐにでも人材が欲しかったんです。
ただ、私は現職なのですぐに転職は出来なかったんです。
この記事では私が転職活動を開始して、一番初めに内定を頂いた会社を辞退するまでを解説していきます。
二次面接でちょっと面白い体験をしたので是非最後までお付き合い頂ければ幸いです。
一般的には情報システム部、略して情シスに所属している人たちが“社内SE”と呼ばれてます。
中にはボクのように社内システム全般をひとりでやっている“ひとり情シス”って人もいるよ。
会社に嫌気がさした
転職するにあたり色々あったのですが、決め手となったのは上司から一切評価されないことでした。
当時の上司は社内で1、2を争うITリテラシーがない奴だったんです。
私のしている仕事をほとんど理解しておらず、結果として評価されなかったんです。
転職活動開始
転職活動開始
いよいよ転職活動開始です。
まずは転職エージェントにいくつか登録してみることにしました。
web登録出来るのですが、まず準備しなければいけないのは職務経歴書でした。
自分自身の今までやってきた仕事内容の棚卸しをしなければなりません。
書いてて思ったことは・・・
自分ってこんなことしか出来ないのか・・・
これって市場価値がないんじゃ・・・
もっと色々とやっとけばよかった・・・
やばい やばすぎる・・・
ですが・・・落ち込んでる場合じゃない!
頑張れ自分!!
自分に活をいれて職務経歴書をなんとか完成させました。
応募してみた
転職エージェントと面談したその日にいくつか求人を紹介されました。
求人を見るといよいよ転職活動をしているという“自覚”がでてきました。
これもいいな。
あれもいいな。
どれも魅力的に感じてしまいますが、悩みに悩み、数社に絞り込み応募してみました。
書類審査の結果
自分のスキル不足なのか、世間的にどうなのか。
思った以上に書類審査に通らない・・・
応募しては落ちる日々。
最終的に20社ほど応募し、書類審査が通過したのは5社でした。
面接(一次~二次)
一次面接
一次面接では人事担当さん、情報システム部の社員さんの2名と面接でした。
実際の質問内容は概ねこんな感じでした。
一般的に予想できる質問ですよね。
予め用意しておいた答えを言った感じでした。
特に現職の仕事内容に関しては深く質問されました。
ひとり情シスで仕事量が多かった私ですが、面接官に少し同情された場面もありました。
よくひとりで平気だったね
この一次面接は私がどの程度の技術・スキルがあるかというのが最大のポイントのようでした。
なんとなく好印象で面接を終えることが出来ました。
翌日には無事に一次面接通過という知らせがメールで届きました。
二次面接
二次面接では役員さん、情報システム部の部長さんの2名と面接でした。
ここでちょっと意外な出来事が・・・
部屋に通され待っていると、役員さんであろう人が「お待たせしました」とノートPC片手に登場。
もう少し待って下さいね。
そういうとノートPCを起動。
そして・・・
あれ?あれ?マウスが・・・??
何やら焦ってる様子。
あれ?おかしいぞ??
どうやらワイヤレスのマウスがうまく接続できないみたいでした。
なぜか私に助けを求めてきたので、まだ社員じゃないんだけどな~なんて思ったのですが、対応してあげました(笑)
これって試される??(笑)
でも試されているなら、すごい演技力でしたね。
主演男優賞ものです。
数分後、情報システム部の部長さんが登場し、面接が開始されました。
実際の質問内容は概ねこんな感じでした。
一次面接とかぶる質問もありましたがある程度は事前に予想できる質問でした。
特に深く聞かれたのはシステム導入時には何を重視するか、タスクの優先順位の決め方の2点でした。
これは実際にあったことを交えてお話させて頂きました。
終盤になってこのような言葉を頂きました。
明日から来れないかな?
現職なんで無理です
ちょっとびっくりしましたが、評価されたのだと思うと気分は悪くはないですよね。
でもこんなことを面接で言うのはCMやドラマの世界だけかと思いましたけどね。
合否連絡
当日の夜に転職エージェントの担当の方から電話がありました。
普段はメールのやり取りなので、なんだろ??と思いながら電話を取りました。
本日はお疲れ様でした
結果としては合格なのですが入社日がネックになっているそうです
面接では2か月後と答えましたがやっぱり遅いですかね
先方は1ヶ月以内の入社を希望してます
再検討は可能ですか?
分かりました
再検討してまた連絡します
概ねこのようなやり取りがありました。
内定ははうれしかったのですが・・・
ひとり情シスにとってはかなり過酷なスケジュールでした。
内定を頂いた会社は3名いた情シスのうち、1名退職による欠員募集だった為にすぐにでも人材が欲しかったようです。
応募時に急募と書いてあったので分かってはいたのですが・・・
どうしよ・・・
スケジュール調整
今回は冒頭にも記載した通り、色々と考えた結果、内定を辞退することにしました。
理由は下記の通りです。
ひとり情シスなので引継ぐ人がいない
現職のひとり情シスだったので社内に引き継ぐ人がいないんです。
もし募集をかけてもすぐに決まる保証はないですし。
もともと私が考えていたことは、私が転職する際に、後任の募集をかけてもらい、決まらなければ、引き継ぎ書だけ作成しておさらばするつもりでした。
他にも同時並行で受けている企業があった
他にも同時に受けている企業がいくつかありました。
次に控えていた企業が第一志望であり、二次面接待ちでした。
なので少し時間が欲しかったんですよね。
スケジュールが急すぎる
内定辞退の一番の理由としてはスケジュールが急すぎたことです。
いくら欠員募集といってもちょっと急すぎます。
正直なところ、もう少し考える余裕が欲しかったんですよね。
まとめ
今思えばどうしても転職したいという意思が足りなかったように思います。
わがままかもしれませんが、やはり転職するなら少しでも良い所へ行きたいじゃないですか。
自分の人生なので悔いは残したくなかったんです。
だから今回はお断りすることに決めました。
次に内定を取れる保証がなくてもやっぱり私としては納得して転職したい。
そう強く思います。