社内SE・情シスは無能だから使えない?そんなことありません。ITを理解していない人が言っているだけです

情シスは無能?社内SE

社内SE・情シスは無能って言われてるけど本当?

このような疑問にお答えします。

“社内SE・情シスは無能だから使えない”と言われることがあります。

現役で社内SE・情シスとして働いている方は“そんなことない!”と声を大にして言いたいと思います。

これから社内SE・情シスを目指す方も“無能だから使えない”なんて言われていたらやりたくなくなります。

本当に社内SE・情シスは無能なのでしょうか。

結論から言うと社内SE・情シスは無能ではありません。

なぜなら、そもそもITの仕事を理解できる人が企業にいないのです。

ITリテラシーの低い企業ほどその意見は強い傾向にあります。

だから“社内SE・情シスは無能だから使えない”と言われているのです。

この記事を読むことで情シスが無能で使えないのではなく、むしろ企業の運営にかかせない存在ということが分かります。

では解説していきます。

ひとり情シスのしらたま
ひとり情シスのしらたま

一般的には情報システム部、略して情シスに所属している人たちが“社内SE”と呼ばれてます。
中にはボクのように社内システム全般をひとりでやっている“ひとり情シス”って人もいるよ。

なぜ“社内SE・情シスは無能だから使えない”と言われるのか

なぜ情シスは無能と言われるのか

なぜ社内SE・情シスは無能だから使えないと言われているのでしょうか。

その理由として3点あげられます。

社内SE・情シスは無能だから使えないと言われる3つの理由
  • 社内SE・情シスの人数が足りてない
  • 別業務と兼任している
  • ITを理解できる人が社内にいない

では順番に解説していきます。

社内SE・情シスの人数が足りてない

近年、DX化を掲げる企業が多くなってきました。

新しいITツールの導入、テレワーク、それに伴うセキュリティ管理等々。

それに比例して社内SE・情シスの業務量が増加し続けています。

業務量が増え続けているのに人は増えない。

でも社内SE・情シスは利益を生まないから企業は人数を増やさない。

つまり対応できる業務が物理的に限られてしまうということです。

忙しくて他に手がまわらない!

そうなるとできない業務が発生してしまうので、出来ない⇒無能と言われてしまう訳です。

特に“ひとり情シス”になると全部ひとりでシステムを回すことになるので時間がいくらあっても足りなくなります。

別業務と兼任している

管理系の部門に所属し、メインが総務等で社内SE・情シス兼務なんてパターンは中小企業にはよくある話です。

日々起こる様々なシステム系の障害やトラブル。

サーバーのメンテナンスや新しいシステムの検討や検証。

そんな中で何かシステム的に相談したいことやトラブル等で社内SE・情シスに連絡した方も多いのではないでしょうか。

他にやる人がいないからといって、ちょっとPCに詳しいと安易に社内SE・情シスに選定するとITスキルや知識が圧倒的に足りません。

結果として調査時間が多くなったり、ネットワーク障害等の復旧が遅れるケースが多いです。

だから兼任社内SE・情シスは対応が遅い無能と言われてしまう訳です。

ITを理解できる人が社内にいない

業務内容が“システム”という一般の方にはあまり馴染みのない特殊な仕事の為に、他部署から何をやっているか分からないのです。

したがって、ITのど素人が社内SE・情シスを無能扱いする場合が多いのです。

IT?なにそれ~?

例えば仕事の依頼をしたのに対応が遅いとか、順番を無視した等の理由から無能扱いする訳です。

ですから、ITのど素人の意見なんて基本無視してOKなんです。

社内SE・情シスが機能しなくなるとどうなるのか

情シスが機能しない

社内SE・情シスが機能しない場合、障害時やトラブル発生時に対応できる人材がいないということです。

そうなる社内の業務効率が悪くなり、最悪の場合には社員の士気の低下につながり、業績悪化になりかねません。

よく外部ベンダーに丸投げすればいいと言われるITど素人がいます。

しかし外部ベンダーもすぐに対応できる訳ではありません。

連絡するタイムラグだって発生します。

そして社内の全てのシステムに精通している訳でもありません。

すぐに対応できず、結果として大きなトラブルになり、企業の運営に支障をきたすのです。

だから企業内で、幅広く対応できる社内SE・情シスが必要となる訳です。

社内SE・情シスの必要性

情シスの必要性

社内SE・情シスは基幹システムの企画、構築、運用、保守など業務は多岐に渡ります。

ちょっとした質問でもすぐに解決できるのは社内SE情シスとしてのITスキルが高く知識が広いからです。

さまざまな知識がないとできない業務であり、企業にとって非常に重要な役割を果たしています。

普段、大きなトラブルなく企業活動が円滑に行えているのは、社内SE・情シスの方が日々、運用・管理しているからこそです。

社内SE・情シスは頑張ってるぞ~!

ここを企業が理解するかしないかで企業としての運営に大きな差が生まれます。

社内SE・情シスなしには、急激に変化するITに対し、柔軟に対応していくのは非常に難しいのです。

ですからこのような超重要人材である社内SE・情シスは無能ではなくむしろ企業運営かかせない存在になりえるのです。

社内SE・情シスが無能だと思われない為には

情シスが無能だと思われない為

コミュニケーションをとる

社内SE・情シスが無能だと思われない為にはどうしたらいいのでしょうか。

まずは積極的に他部署とコミュニケーションをとることからはじめましょう。

そもそも一般の人のシステム系の仕事をする人達のイメージは根暗のオタクです。

更にコミュニケーションが苦手で気分屋で気難しいという印象なんです。

ですから積極的にコミュニケーションをとることが大事になってきます。

コミュニケーションは大事です

特に社内でITリテラシーが高く、仕事が出来る人には積極的にコミュニケーションを取りましょう。

こういった人が社内のキーマンである可能性が非常に高いからです。

キーマンを味方につけるとあらゆるところで助けてくれる可能性がありますので是非おすすめです。

感情的にならない

ちょっとした質問にも答えてあげる。(でもほどほどに)

その際、なるべく高圧的にならないようにするべきです。

人間、自分が当たり前だと思っている知識を教える際は、高圧的な態度になりがちです。

チッ!めんどくせーな

特に気分屋の場合は・・・

なるべくそういった態度はやめて下さい。

感情的にならない!

これがキーです。

できるだけ丁寧に教えてあげましょう。

自分も知らないことを教えてもらうときは優しく教えてもらったほうがいいですよね。

こういった日々の積み重ねが大事なんです。

こんなことやらないとダメ?情シスって損な役割りだよね?

というような印象を持たれた方もいると思います。

ですが安心して下さい。

実は普通にコミュニケーションを取っていれば企業内で一番感謝されるポジションなのです。

それでも企業によっては理解してもらえない場合がある

企業に理解してもらえない場合の行動

企業によってはどれだけやっても社内SE・情シスの役割が理解されない場合があります。

特にITど素人はITど素人だという自覚がありません。

更にそういう人が上層部にいる場合もあります。

人はそんなに変われるものではありません。

そんな時は転職も視野に入れるべきです。

そのような企業は将来性もありませんし、何より自分自身が潰される可能性があります。

潰れるのは企業だけでいいんです。

よく企業を見定めて自分自身にとってより良い選択をしましょう。

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