ひとり情シスってキツイって聞くけど・・・
何かメリットはあるのかな?
このような疑問にお答えします。
社内SEを一人(通称:ひとり情シス)でやっていると世間では”大変そう”だとか、”割に合わない”とか色々言われています。
一般的には情報システム部、略して情シスに所属している人たちが“社内SE”と呼ばれてます。
中にはボクのように社内システム全般をひとりでやっている“ひとり情シス”って人もいるよ。
ですが、実際にやってみると意外にメリットも多いように思います。
今回はひとり情シスを実際にやってみて、良かったこと・メリット・役得のみに焦点をあててご紹介したいと思います。
さぼれる
ひとり情シスの業務は“ブラックボックス”なんて言われていますが、これを逆手に取れます。
やることをやって、あとはさぼっていても文句も言われないので、誰も見ていない所でさぼります。
ひとりでやっている業務なので、結局他の人には仕事をしているのか、さぼっているのか不明なんですよね。
さぼって脳みそを休ませるのもよし。
勉強して将来の自分に投資するのもよし。
ひっそりと副業準備を進めるのも悪くないですね。
休みが取りやすい
企業にもよりますが、有給が取りやすい場合があります。
というかいっぱい休みましょう。
法律で年に5日の有給消化をうたっていますが、5日なんて甘いです!
少なくとも来年持ち越しできない日数分は休む努力をしましょう。
ひとり情シスの場合、急なトラブル等が発生した場合のみ考えておけば大丈夫です。
休みの時に連絡がくることもありますが、なんでもかんでも対応はしません。
たまには会社を慌てさせて、困らせればいいんです。
その状況を作ったのは会社なのですから。
自分が休んでる間は、自分の業務が溜まるだけです。
つまり自分に返ってくるだけで、周りに迷惑はかかりません。
気兼ねなく休むメンタルを持ちましょう。
もちろんこれはきちんと業務が回っている、もしくは出来ている状態に限ります。
ですが休み過ぎには注意しましょう。
マイペースで仕事ができる
やることをきちんとやっていれば文句は言われません。
お客様相手に業務をやっているのではなく、相手は社内の人です。
ある程度なら大目にみてくれます。
自分で無理のないスケジュールを立てやすいのがメリットです。
スケジュールを立てやすい=マイペースで仕事が出来るということです。
これはSIerにはなかったことですね。
あとはさっさと業務を終わらせて、社外の展示会や、無料のセミナー等を利用して自分のスキルを上げましょう。
裁量権がある
例えば、既存システムのリプレイス時、または導入するサービスや機器の選定がある場合、ある程度主導権が握れます。
サーバ導入の場合、クラウドまたはオンプレを選定したり、メールサービス、グループウェア等の様々なシステムがありますが、主導権を握り、コストが見合えば導入できる可能性もありますね。
自分の好みのシステムが導入できると仕事に関するモチベーションが全然違います。
仕事の幅が広がる
企業の規模にもよりますが、取り扱っている製品やサービスは様々です。
それらのシステム的な知識を横断的に得られるのは社内SEの特権です。
サーバー、PC、ネットワーク、クラウド、グループウェア、ホームページ等の幅広い経験は今後重宝されるでしょう。
また、システムの導入やリプレイス時には、多大なコストが掛かる場合があります。
そういった場合、必ずと言っていいほど取締役会に出席するような偉い方々に直接説明する機会があります。
そういった偉い方々に、分かりやすく、また喜びそうなことを意識して資料作成することでプレゼンの資料作成スキルが上がったりします。
仕事以外でも、生活する上で、IT関係の知識はちょっとしたことで役立ちます。
実践的な対応力が身につく
社内で突発的に起こった事象でも過去に経験したことや、もしくは推測である程度対応できるようになります。
まとめ
本当は気に入らない奴のweb履歴を閲覧してあら探し、または経費で機材を購入する際の〇イント入手なんてことを記載したいのですが、グレーゾーンなので今回は省略させて頂きます(笑)
今回のメリットは、基本きちんと業務をしている前提です。
さぼってばかりいると、今はいいですが、後から大変なことになったりします。
情シス不要論なんて出たら大変ですからね。
所属している企業や取り巻く環境によっては当てはまらないこともあります。
ですが、ひとり情シスをやっている以上、いくつかは当てはまるのではないでしょうか。
他の仕事と共通して言えると思いますが、仕事にはメリット、デメリットはつきものです。
デメリットばかり目を向けず、メリットに少し注目することで仕事のモチベーションを上げられるのではないでしょうか。