企業に属している以上、評価がつきものです。
その評価によって給料が決まる訳ですが。
転職で給料アップというのはよく聞きます。
では実際に入社後、どれだけ評価され、どれけ給料が上がるのか気になるのではないでしょうか。
答えは企業によって様々であり、もしくは上司によってかなり評価基準は変わります!
では私が社内SEになって1年目に実際に体験したことをふまえて紹介していきたいと思います。
一般的には情報システム部、略して情シスに所属している人たちが“社内SE”と呼ばれてます。
中にはボクのように社内システム全般をひとりでやっている“ひとり情シス”って人もいるよ。
社内SE・情シスとして入社した企業の評価基準
社内SE・情シスとして所属していた企業は年度の初めに上司との面談で目標の設定をします。
そして年度末にその目標に対し、上司との面談で、目標が出来たのか、もしくは出来なかったのか判断して翌年の給料増減が決まります。
ちなみにサーバーメンテ、ネットワーク障害対応等々はすべて通常業務とみなされ業務量に関係なく一切評価には反映されません。
年度末の上司との面談
年度末に社内SEとして初めての給料査定(年度末面談)をしました。
ざっくりこんな感じのやり取りがありました。
今年何をやった?
目標にしていたメールの
クラウド化を行いました
目標完了ね・・・
ところでクラウド化って何?
それは目標設定時に
説明したはずじゃ・・・
(今更??)
これを導入するとどうなる?
コスト下がった?
(また説明か・・・(;´Д`))
年間のコストは上がりますが
セキュリティ面は~
運用面では~(省略)
そうか
よく分からないけど
今回は標準で!
え?!
ちょっと・・・
意味が分からないんですけど
ちなみに標準では給料の増減はありません・・・
上司面談で感じたこと
上司面談を終えて感じたことは上司または企業によって評価が大きく違うということです。
- 企業、または上司がシステムに理解がなければ評価されない
- 企業、または上司がシステム部門はコストという認識だと評価されない
- システムは動いて当たり前だと思っている企業、上司の下で働くと評価されない
- システム系の日々の業務量がいくら多くても一切評価されない
- 評価についての不明瞭な点が多い
- そもそも評価するつもりがない
このような評価ではモチベーションが保てません。
上司が無能であり、且つそれをよしとする企業に所属し、今後働いていくことを考えるといかがなものでしょうか。
評価を上げるにはどうしたらいいのか
せっかく転職がうまくいったとしてもその後、給料が上がらないのは悲惨です。
年功序列で毎年定期的に給料が上がるのであれば問題ありませんが、そうではない場合、評価を上げて給料を増やすにはどうすればいいのでしょうか。
そもそも社内SE・情シスというのは一般的には直接利益を生む仕事ではありません。
一方で、営業職は営業成績が目に見えるので、比較的目標を設定しやすいのではないでしょうか(達成できるかはまた別の話ですが)
では営業職と同様に目標を“具体化して数値化する”を実行してはどうでしょうか。
具体的にはシステムを使用して業務の改善(工数の削減)をすること。
〇〇業務を△△システムを導入し、業務フローを変更することで年間で100時間かかっていたものが30時間に短縮され業務効率につなげた等々。
なかなか厳しいと思いますが、実際にやってみるとある程度、少しづつではありましたが効果がありました。
ちなみにこの考えに至るまでに3年ほどかかってます(泣)
その間はずっと給料は横ばいでした。
まとめ
上司、または企業によって社内SE・情シスの扱いは様々です。
今回は目標の設定に原因があったのかもしれません。
しかし私の所属していた部門の上司は元々は営業出身であり、システムの知識がなく、かなりのアナログ人間でした。
業務報告する際も、最初はあまりに話が通じなかったのでなるべく専門用語を使わずに伝えるのは相当苦労しました。
こんなにも話が通じないなんて・・・こいつ宇宙人か!?って本気で思いました。
今思えばかなり簡略して説明をしたので業務そのものが簡単なものだと思ってしまったのかもしれません。
やはり企業内にシステムを理解している人間がいて、きちんと社内SE・情シスを評価できる人間がいないと厳しいのではないでしょうか。
社内SE・情シスは給料が安いと世間的は言われています。
もしかするとこういう事が給料が安いと言われている原因の一つではないでしょうか。